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犬の脱毛

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スモモ
すっかり秋めいてきましたが、今年の夏は湿度が高かったせいかまだ皮膚病で悩んでいるワンちゃんが多いです。

短毛のダックスフント犬やミニチュアピンシャーが毛が抜けてしまうと、見た目もかわいそうになってしまいます。

脱毛には原因がいくつかあります。毛を作っている毛包に炎症がおきて抜けてしまう場合と、毛の成長期・退行期・休止期という毛周期に異常を起こす場合、毛を作る器官の異常によるものなどがあります。

よく見られるのは毛包や周囲の炎症が毛包に及んで抜けるもので、感染性のものには細菌性毛包炎(膿皮症)、ニキビダニ症、皮膚糸状菌症、疥癬(ダニ)、マラセチア(酵母菌)皮膚炎などがあります。湿度が高くむれやすい夏に悪化する傾向があります。これらのダニやカビ、細菌などはもともとついているものが何かをきっかけに増殖して病変をつくることもあります。

治療して治るのに毎年同じような皮膚炎にかかるようであれば、それらが繁殖してしまうような素因が動物にあることも考えなければいけません。
まずは検査でこれらの感染症がないかを調べてみることが治療の第一歩です。
まだ治療していないけれど気になる脱毛がある場合には診察してもらったほうがよいでしょう。