獣医学生のひとりごと

狂犬病のない国であり続けるために…

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どうも、シュンです(⌒▽⌒)
いよいよ夏休みも終わり、大学生活も後期がやってまいりました。
いきなりですが、今日9月28日はなんの日かご存知ですか?
そうです!みなさんご存知、世界狂犬病デーです!
狂犬病ワクチンの開発者パスツールの命日でもある今日は、世界中で狂犬病に向けて行事が行われます。
ここ日本では、世界狂犬病デーシンポジウムが新宿で開かれました。
私も参加してきました!
岐阜大学の名誉教授がいらっしゃり、狂犬病について熱く語ってくださりました!
みなさんは狂犬病とはどのような病気かご存知でしょうか?
狂犬病はかみ傷によってほとんどの哺乳類や猛禽類に感染し、発症したら最後、100%死んでしまう恐ろしい病気であることは、ご存知でしょうか?
また潜伏期間がまばらで、潜伏期間中、狂犬病ウイルスを検出することはほとんど無理です。
日本では、そんな恐ろしい病気の予防接種を受けている飼い犬が、一体どれだけの割合いるかご存知ですか?
…実は40%なのです。
現在、日本は狂犬病のない数少ない清浄国の一つです。それは、昔狂犬病が流行した際の徹底した防疫作業と、予防接種の賜物だと思われます。しかし現在、防疫は良いとして、残念ながら予防接種は徹底しているとは言えません。
日本を一歩出てしまうと、狂犬病の危険にさらされている国は多くあります。そんな国々と日本は貿易をしてきているわけですから、日本も狂犬病再流行の可能性が充分にあります。
狂犬病の再流行を防ぐ、効果的な手段は、発症前にワクチンを接種するか、予防接種をすることなのです。
みなさんの飼われているワンちゃんはもう狂犬病の予防接種はお済みですか?
まだでしたらぜひともしてください!
日本が、狂犬病のない国であり続けるために…