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GEMテーマ：わんこ
以前訓練士の福本先生を招いてしつけ教室を開いたことがあります
数組の飼い主さんとわんちゃんが参加してくださり、それぞれの悩みをお伺いしました。

ふつうは良い子だけれど、人や犬に吠えついたり、盗み食い・拾い食いをしたり、構ってほしくて袖を咬んだり足にからみついてきたり、飼い主さんが帰ってくると興奮が収まらなくなってきたりと行動は様々ですが、飼い主さんがそれを誘導してしまっているということもありました。
みなさん散歩のときに制御がきかないようでした。犬主導の散歩をさせるのではなく、飼い主さんに犬が注目するよう、おやつなどを使ってご褒美を用意し、何かができたときにそれをあげて褒めてあげるようにすると自然に犬はよろこんでその動作をするようになります。

何をしたから怒る、ではいつもわんこは叱られてばかりで楽しくありません。しかし、ご褒美をあげられる状況を人が作ってあげることで、ワンコは褒められてうれしい、飼い主さんもわんこが言うことを聞いてくれてうれしい。自然に触れ合う時間が増えて、ますますワンコも飼い主さんと一緒にいることが楽しくなる。という連鎖を生むことがカギに思えました。

ご飯のときくらいは、とか、散歩のときくらいは自由にさせてあげたいという飼い主心なのでしょうが、はたして犬は自由にさせてもらった結果怒られる状況になってしまうことのほうが楽しいのでしょうか？

たぶん、よーくできたね～　とご褒美をもらったり、遊んでもらうことのほうがいいのではないでしょうか？

良い関係を築くためには、犬の勝手に人が振り回されるのではなく、飼い主さんの行動に犬が着いていく状況を人が作り出す工夫が必要だと感じました。

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アレイ動物病院