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離乳が終わったら


JUGEMテーマ:にゃんこ

ショップやブリーダーからもらわれてくるのはちょうどこの子くらいの大きさで、生後2-3か月です。1か月くらいから離乳が始められ、2か月くらいで完全離乳ができます。体重は500gくらいから1kgになっています。
外でこのころの猫を保護したら、まずノミ・ダニや消化管内寄生虫がいないかどうかチェックしましょう。ノミのチェックは御自身でも可能です。尾の付け根あたりの毛を分けて、黒っぽいノミの糞やノミ自体がいないか?、また、ネコが寝ている場所にノミ糞や白い砂粒のような卵が落ちてないかをみてみます。しかし、年齢不詳の猫を保護した場合、まずは動物病院に連れて行き、だいたいの月齢を判断してもらい、身体検査や糞便検査を受けると良いでしょう。その時期にあった食事のアドバイスもしてもらえるでしょう。
この時期、ダニで多いのはミミダニです。ミミダニは耳の中を検査すればわかります。
腸内の寄生虫も糞便検査でわかりますが、条虫だけは数カ月後になって虫体の一部が糞便についてきてはじめてわかる場合もあります。
また、生後3カ月くらいでワクチン接種をしますが、このときには腸内寄生虫を駆除しておいたほうがワクチンの効果があがります。
動物病院では風邪などそのほかの病気にかかっていないかどうかも診ることができます。
こうして、生後3カ月くらいになったら混合ワクチンの1回目を接種します。これは3週後くらいに効果をあげるために追加接種が必要です。一般的には風邪に似た症状の鼻気管炎ウイルス、口内炎ができるカリシウイルス、嘔吐・下痢などを起こす汎白血球減少症ウイルスによる病気が予防できる3種混合ワクチンがありますが、現在カリシウイルスの強毒株に対抗できるワクチンや、発症すると様々な病気を引き起こす猫白血病ウイルス、猫免疫不全症(エイズ)ウイルスのワクチン、結膜炎や鼻炎などを起こすクラミジアに対するワクチンなど様々ですので、飼育環境によってどれを接種したらよいかご相談ください。
このころの子猫は良く遊び一番かわいい時期ですね。動物病院をうまく利用して元気に育ててあげてください
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