健康通信

手術の話


したほうが良いというけれど、なんで良いのかわからない。のが避妊手術・去勢手術かと思います。
健康な子に麻酔をかけてメスをいれるのですから、それ相応の理由が必要です。
雌は読んで字のごとく妊娠を避けるための手術ではありますが、薬を埋め込む方法以外はお腹を開かなくてはいけませんcat_face01_z_19。雄は停留睾丸がなければお腹を開く必要はありませんが、どちらも全身麻酔下で行います。
局所麻酔でも不可能ではありませんが、いろんな角度から考えると安全性は全身麻酔のほうが高いと思います。
cat_face01_z_11全身麻酔は全身の痛みを感じないようにさせる方法ですが、からだの機能も同時に低下させることでもあります。からだに危険が起こっても、それに対処することをできなくしてしまうのです。
ですから、ある程度の危険性はどの麻酔にもありますが、動物の麻酔方法も発展しており、長時間の手術も可能になってきましたし、麻酔からの覚醒(麻酔から覚める)も穏やかです。また、突発的な事態にも犬や猫は対処ができるようになってきました。もちろん、そんなことが起こらないように最大限の注意をはらいます。

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アレイ動物病院(さいたま市 動物病院) 鉄道博物館そば、ペットの預かりも