咳は人間のようにコンコン、ゲホッゲホという感じではなく、犬は喉になにか詰まったような感じ、ガチョウがなく感じのよう、猫は喘息のように舌をだしてゼイゼイ言っていると訴えてくる飼い主さんが多いです。
本当にのどに詰まっていることは少なく、のど元を刺激して発咳を促してみると「ああー、これです」とおっしゃる方が多いです。
咳は人と同じように風邪でも出ますが、犬は流行性の風邪は成犬になるとほとんどないので、気管支への何らかの刺激で起こっています。
頻繁に起こるようであれば心臓疾患、気管支炎、喘息、胸水など胸腔内疾患などのことがありますので早めに診察を受けましょう。
また咳と間違えられる状態に逆クシャミという症状があります。犬で口を閉じている状態でのどの奥がブーブーいっているようなことであればこの逆クシャミの可能性があります。逆クシャミは病気の症状ではありませんが区別ができないようなら診察をうけてみるほうがいいでしょう。
また、咳でも湿めった感じのものや、出血を伴うものは緊急疾患ですので早めに診察を受けましょう。