未分類

クッシング症候群・補足

前回クッシング症候群について概略を載せましたが、なかなか理解しがたい病気なので捕捉します。

一般的な症状は説明しましたが、検査のきっかけとなる症状は様々です。犬での発症は人や猫に比べると多いようです

水をたくさん飲むようになった。

膀胱炎になった(血尿、尿の回数が多い)

皮膚炎を起こした

お腹が大きくなった

暑くない時でもハアーハアー言っている

など、一見見逃してしまうような症状です。

これらは感染に弱くなる、血栓ができやすくなる、心臓に負担がかかる、筋力が弱るなどということから起こります。

原因は副腎、下垂体の腫瘍や原因不明の下垂体からの副腎皮質刺激ホルモンの過剰分泌です

症例の90%は下垂体性で副腎の腫瘍はまれです。