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バリウム検査

最近急に気温が低下して下痢、嘔吐などの症状で来院するこが増えてきました。

また、猫ちゃんは毛玉の季節らしく、食べては吐いたり、便に毛が混じっていたりすることが多く見られます。

毛を吐こうとして嘔吐を繰り返して食道炎になったり、胃があれて食欲がなくなったりすることが多い猫ちゃんですが、嘔吐がなかなかなくならない場合は異物が詰まっていないかの検査としてバリウム造影をすることがあります。

人間では胃の検査として健康診断で行われることが多い検査ですが、最近では内視鏡検査を取り入れていることも増えました。

 

内視鏡検査は動物では全身麻酔をかけないとできませんし、食道、胃、十二指腸の一部、結腸しか検査できませんので、閉塞の疑いがあるときはまずバリウム検査を行います。

動物への負担も軽く、多少のつまりや胃粘膜の軽いびらんなら検査後治ってしまうこともあります。

時間は半日から1日かかりますが、いまだに重宝する検査です。