トイレといっても最初から場所が分かる子はいません。排泄のタイミングを見計らってその場所に連れて行ってあげましょう。そこでできたらよくほめてあげたり、ちょっとおやつをあげたりします。
排泄のタイミングをみるためにはきっかけが必要です。大抵が寝起きだったり、小屋から出してあげたり、食餌が終わったあとなどにするケースが多いでしょう。それにはいつも部屋の中を自由にさせていくのではなく、寝場所となるケージ（キャリーでもよい）を用意しましょう。そこで食餌をさせたり、休憩をとらせたりします。
そこから出したらまずはトイレの場所（あるいはトイレを入れたサークル）に連れて行き、排泄をするまで続けます。排泄をしなければタイミングをはかりなおします。
できるようになるまで何度も繰り返します。早く覚える子もいれば、時間がかかる子もいます。また、1年位になるまで排泄回数が多いのでなかなかうまくできない場合もありますが、排泄のリズムが整ってくれば1日2回くらいに落ち着いてきますのであせらず続けましょう。いずれは、食餌の前の散歩で済ましてくれるようになるでしょう。
ケージや違った場所に排泄をしたら叱らずそっとかたづけましょう。大きな声をだしたり叱ったりすると飼い主さんへの恐怖や逆に遊びとなってしまうこともあります。食糞などの悪影響にもつながってしまいます。気をつけましょう。
すべてにおいて、飼い主さんは安心できる存在で遊んでくれたりおいしいものをくれる人である必要があります。後々の問題行動の原点は飼い主さんの存在がワンちゃんにきちんととらえられていないことにあります。すべては飼い主さんの行動を読んでしていることですから、ワンちゃんに理解してもらいやすい方法を心がけましょう。
