3. ガムを食べない、逆にすぐに飲み込んでしまう、ジェルの滴下やスプレーを嫌がる
飲み水に混ぜて歯垢の付着を防ぐものがあります。効果は低いですが、なにもできないようなら考えてみましょう。
どの場合もついている歯石は一度除去しないと予防効果はあまり期待できません。
毎年歯石を麻酔かけてとっているけど、だんだ抜く歯が多くなってくる、1か月もしないうちに歯石がついてしまうという子(とくにわんちゃん)。歯の根元までポケットが広がっていて歯石の再付着が防げないところまで歯周病が進んでいるのでしょう。
人と違って犬は歯周病でもなかなか痛みでものが食べられないということがないので、病変がすすんできても飼い主さんが気がつきにくいのです。
歯石は軽度のうちにとって再付着を防ぐ方法が奨められますが、歯を抜かなければいけない状態、あるいは抜けてしまうほどの付着であるのなら、まずは麻酔が安全にかけられるうちに抜ける歯は抜歯してしまう(乱暴なようですが)方法もやむをえません。
歯石中の細菌が血液を介して心臓、肝臓、腎臓を傷めつけます。歯がなくとも犬はもともと口に入れられる大きさになっていれば飲み込んで消化できる強い消化器を持っています。
どのような選択肢があるかは、動物病院で検診をうけて相談しましょう。
猫に関しては次の機会にお話しします。
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