感染症の予防に100%安全はありえませんが、一番こわいパルボ、ジステンパーウイルス感染は家に迎い入れて数日で発症するケースが多いので、本来ならば十分ワクチンの効果が出る時期を待って家に迎い入れる方法が1番です。しかし、そのころには生後4-5カ月たっており、実際にはその前に譲渡されるケースがほとんどでしょう。
家にきてすぐにジステンパー、パルボで入院し命を落としたケースは何度となく見ました。飼い主さんもそのころにはすでに愛情も移っており、つらい思いをされていました。ワクチンはもちろんその子の命を守るものではありますが、社会に蔓延させないためにも必要なものです。病気自体が流行しなければかからないわけですので。ですから、小さい時の接種はもちろん、大人になってからの年1回接種の継続を忘れず行いましょう。
ワクチネーション 3