大型犬の股関節脱臼は先天的な股関節の異形成から起こるケースや事故などが多いですが、小型犬はほとんどが膝蓋骨脱臼を起こすことで股関節に過剰な負荷がかかり起こります。
原因が膝蓋骨脱臼にあると股関節をもとに戻しても外れやすさは変わらない、もしくは年々悪化していくので膝蓋骨も外れにくくする必要があります。
原因にもよりますが、股関節脱臼は大腿骨と骨盤をつないでいる靭帯と関節を覆っている関節包が破れたり切れたりしなければ起こりません。ですからもとに戻してからも数週間股関節が安定するまで負担をかけないようにする必要があります。
また、すぐに再脱臼、あるいは元に戻すことが難しい場合は外科手術で固定しないとなりません。