生後2,3カ月のフェレットをはじめに動物病院に連れていくとしたら、健康診断とワクチン接種でしょうか?
健康診断ではまずは身体検査で体重、栄養状態、皮膚の状態、耳ダニなどをチェックします
検便で腸内寄生虫の有無を確認し、飼育環境や食餌についてお話をさせていただいてます。家にきてすぐに下痢や食欲不振などを起こしていなければ、まず病気にかかっていることが少ない時期です。
しかし、いたずら盛りのこの時期。毛布やおもちゃを飲み込んだり、隙間や排水溝に入ってしまったりと事故には十分気をつけなければなりません。また、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では噛まれたりされないよう配慮が必要です。
ワクチンは犬の病気であるジステンパー予防のために接種しますが、日本では犬用のワクチンを転用しています。また、ジステンパー単味の製剤がありませんから一番種類の少ない3種混合ワクチンを接種している病院が多いと思います。ジステンパーは犬でも致死的な症状を起こしますがフェレットでも致死率が高い病気ですので、感染の機会がほとんどなくても予防しておいたほうが無難です。
しかし、ワクチンの性質上副作用が一定の割合で起こりえますので、その点は理解の上接種してください。
そのほか、フェレットは犬の心臓内寄生虫として有名なフィラリアにもかかる可能性があります。たとえ偶然に1匹感染しても小さい心臓ですので重篤な症状を示します。予防薬投与に対してはほとんど心配がないので、犬と同時期予防をしましょう(さいたま市近辺では6月中旬~12月中旬)
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アレイ動物病院(さいたま市 動物病院) 鉄道博物館そば、ペットの預かりも