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ペットフード

JUGEMテーマ:ペット

最近は色々なペットフードが出てきて、ネット通販で買われている方も多いようです

自然志向のものとか、添加物を極力抑えたもの、たんぱく質の種類を限定しているものなどでアレルギー肥満などに考慮したもの、原料を国産に限ったものなどが売られています

ペットフードを選ぶとき何を基準に考えていらっしゃるでしょうか?

動物病院でおすすめのペットフードは?ときかれれば、私は信用のおける会社のもので、その子の体質に合いそうなものを選んでお勧めします。 たとえば、子犬、子猫であれば嗜好性がよく消化のよい小粒のものとか、お腹の弱い子であれば消化器系に配慮した食餌であるとか、皮膚が過敏な子であればたんぱく質を考慮し、皮膚の炎症を抑える脂肪酸を多く含むものであるとかです。

成犬・成猫であれば太りやすい子にはカロリー栄養バランスを考えたフード、下部尿路疾患になりやすい子であれば尿のphを考慮したもの、避妊・去勢が終わったあとのこにはホルモンバランスの偏りによる肥満にならないよう設計されたフードなどです

かかりやすい病気があるこであれば処方食をお出しします。たとえば肥満。これも生活習慣病といえます。糖尿病などにならないうちに適切なプログラムで減量し維持しなければなりません。減量期に使用するフードはカロリーが低く、繊維質を多く含み、ある程度量があって動物が満足感をえられるものを。維持期には肥満に傾かないように栄養設計されているもの。体重や体脂肪率を測りながら適切なフード、量を指導しています。
おしっこの中に結晶ができやすいこには、普段は尿のphに配慮したフードでいいとおもいますが、定期的に尿検査をすることに加え、何回もトイレにいったり、トイレ以外のところで排尿するような膀胱炎症状がみられたり、夏季や冬季の水分不足から結晶ができやすい時には、症状がなくても処方食を1-2カ月続けてもらってうまくコントロールできている子もいます

老齢期に入ると内臓疾患も多くなりますのでここでより機能が落ちた部位に着目した処方食に切り替える子も出てきます。皮膚、心臓、腎臓、関節、消化器系、肝臓などです。とくに目立って衰えている部位がない健康なこでも、8歳すぎたらシニアフードに切り替えたほうがいいでしょう。

このように動物病院で勧めているプレミアムフードは一般に売られているものより値段が高く、処方食はさらに高くなります。これらの食餌は続けてもらわないと意味がないものも多いですが、ある時期に限定して使用するだけでも効果が十分期待できるものもあります。そのご相談にのれるのが動物病院です。ただ漫然と同じ食餌を与えつづけることのリスクもあります。とくに処方食はある意味薬です。最初に勧められたものを与え続けるのではなく、定期的に診察をうけて正しい食餌管理を指導してもらいましょう

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さいたま市 アレイ動物病院
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