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猫の慢性腎不全

JUGEMテーマ:にゃんこ
猫科の動物はもともと乾燥に強く、尿の濃縮能力も高い動物です。しかし、食餌や飼育環境に伴うストレスなどで尿結石症などに代表される下部尿路疾患や加齢等による腎疾患もよく見られます。
 下部尿路疾患は急に排尿障害をおこしたり、排尿時の痛みから発揚したり、尿に血が混じるなど急性症状が見られるため気づきやすいですが、腎臓機能の低下は徐々にみられ、食欲不振などの症状がでたときには末期であることがあるため7-8歳を過ぎたら1年に1度くらいは血液検査、尿検査を含めた健康診断をうけ早期に発見することが必要です。

血液検査のデーターが異常値を示すのは腎機能の50%以上がなくなった状態ですから、できれば初期にみられる持続的な尿比重の低下を発見したいものです。
しかし、なかなか猫ちゃんの尿を採取することは難しいので半日から1日病院に入院し尿採取をしなければならないこともありますが、進行を遅らせる可能性のある療法食への切り替えや投薬などの介入が可能なのは初期段階であることを考えると、最近水を飲む量が増えたとかお風呂で水を良く飲んでいるなどの多飲多尿という症状が見られる場合などは早く検査をしたほうがよいと思います
うちの21歳まで長生きしてくれたネコちゃんたちも12-3歳ころに血液検査に異常が出てくるくらいの中期の腎不全になっていましたが、投薬と療法食で晩年まで大きな症状もなく生きることができました。

以前は症状が出てから血液検査でわかることが多かったこの病気。かかったらあきらめるしかないと私自身も考えていましたが、今は早期に腎機能を血液検査で知ることもできるようになったため、進行性であることには変わりませんが寿命を全うしたといえるくらい長生きをすることもできる病気であると感じています。
気になる様子があるのならすぐ。10歳過ぎたら必ず。年に1回は動物病院を訪れてみてください
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