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目の病気

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ぶどう膜炎という目の病気があります。
ぶどう膜とは耳慣れない言葉だと思いますが、虹彩(瞳)とその裏側にある毛様体とよばれる血管が集まってできた部位の総称です。
炎症を起こす原因としてはいくつかあげられます。外傷、角膜炎、レンズ(水晶体)の中身の漏出など局所の問題や血管ですのでウイルス疾患、細菌性疾患などの全身性疾患から起こることもあります。
症状は目が濁って見えたり、痛いのでしょぼしょぼして動物が目をきにしていたり、青い目の子だと瞳が赤く腫れているのがわかったりします。
治療は、原因疾患が分かればその対処ですが、炎症を抑える内服薬や点眼薬が使われます。
予想できる原因の中には白内障があります。白内障はレンズ(水晶体)が白く濁って失明する可能性がある病気ですが、水晶体はカプセルの中にレンズが入っているような構造になっていますが、白内障が進んでカプセルの中身が出てきてしまうと異物とみなされて炎症をおこします。
また、ぶどう膜炎がおこると後遺症として緑内障が起こることもあります。
あまり知られていない病気ですが、意外と怖い病気でもあります。