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ガンや悪性腫瘍が身体の中にできると、それらができている場所の機能障害以外でも痩せてきたりなんとなく具合が悪くなったりします。これは腫瘍随伴症候群とよばれ、主に腫瘍からでてきているホルモン様物質などから引き起こされるものです。
腫瘍は摘出をして病理検査をし、どのような性質のものかを見たほうが、今後どのような状態になるのか予想できます。全摘出できて転移もないとわかれば一安心できますが、中には摘出が困難であったり、すでに転移があってもとの腫瘍を摘出してもQOLが維持できない場合もあります。
そのようなとき、この腫瘍随伴症候群による症状を緩和することで寿命を全うすることができます。
腫瘍随伴症候群の症状としては、癌性悪液質、赤血球増多症、貧血、白血球増多症・減少症、血小板増多症・減少症、高タンパク血症、播種性血管内凝固症候群(DIC)、高カルシウム血症、低血糖、肥大性骨症、重症筋無力症などがあげられています。