JUGEMテーマ:ウサギ
スナッフルと呼ばれる風邪のような症状についてはご存じのオーナーさんも多いはずです。
ウサギと一緒に暮らしていても、知らなくて済むひとも多いでしょう。ほとんどはパスツレラ菌が母ウサギや同じ繁殖場にいる別のウサギから感染します。鼻の奥のほうで潜んでいた菌が何かのストレスで増殖し、くしゃみ・鼻汁が出る病気です。不顕性感染(症状がでない)も多く、数年たってから前庭疾患(斜頸)や副鼻腔に膿が貯まる症状として出てくることもあります。
すべてがパスツレラ菌によって発症するわけではありませんが、仔ウサギがクシャミをしているとまずこの病気を疑います。
生活に支障があるほどの症状であれば抗生物質での治療を試みますが、完治しないケースも多いため一生付き合う病気となってしまいます
うつってこないに越したことはない病気ですが、そのほかの病気(歯や消化器)が引き金になって発症・悪化するので、予防できる策はできるだけしておきましょう。
ウサギさんはいろんなストレスに弱いので、寒さ・暑さ、ケージ・家の中など環境が極端に変わらないようにするとか、太りすぎないように注意をし、小さいころから歯とお腹の健康のためにドライフードをあげすぎず、乾草(チモシー)をたくさんあげて大きな固い丸い便がいっぱい出る子に育てるといいですね。
また、気になる様子がみられたら早めに動物病院に相談してください。
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