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最近ひとの皮膚炎でもマラセチアが取り上げられていますが、常在菌で皮脂を好むため汗をかくようになるになる夏場によく繁殖し、痒みを起こす酵母菌の類です。

犬猫ではよく外耳炎を悪化させ黒く発酵臭のする耳垢がでます。皮脂をとってあげるのが一番の治療法ですが、抗真菌剤を使うことで早く治ります。また痒みがひどいときは悪化を防ぐためにステロイド剤を使用することもあります。

皮膚ではやはり黒っぽい垢のようなものがでて、痒みが強く赤くはれ上がります。放っておくと皮膚が黒ずんで脱毛を起こします。また独特の匂いがします。

痒みが強く炎症が重度なのでワンちゃんネコちゃんのストレスも大きいです。皮膚炎の治療は抗真菌剤の入ったシャンプーを頻繁にすること、抗真菌剤の内服などが行われます。根気よく治療を続けてもらえれば必ず良くなる皮膚炎ですので、思いたる症状が出た場合は早めに動物病院に相談しましょう。