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肛門脇が腫れる病気の一つに腫瘍があります。
片方であることがおおいですが、肛門のう腺癌（肛門のうアポクリン腺癌）という悪性腫瘍があります。
初期は無症状ですが、この癌が作り出す物質により血液中のカルシウム値があがると食欲不振や元気消失、嘔吐、多飲多尿などの症状があらわれます
局所の症状は肛門のうの痛みのない腫れです。近くのリンパ節に転移するとリンパ節の腫れにより排便困難などの症状が現れます。
初期に完全切除できればその後は良好ですが、リンパ節転移や高カルシウム血症をおこしていると命にかかわります。骨に転移をすると痛みがありますので痛みを取ってあげる治療しかできなくなってしまうこともあります。