腸は食べたものの消化・吸収を行う場所で生きる上での要である臓器には違いありません。その異常は下痢や便秘といった症状になって出てくることもあれば、体重減少、食欲不振、皮膚炎、元気消失、貧血などの他の病気もあり得るような現象となって出てくることもあります。
健康診断では血液検査を行うでしょうが数字上には出てこない場合もあるので異常が見落とされてしまう可能性もある場所です。また、数字として異常が出てくるころには事態はかなり深刻になっていることも多く、対処が遅れてしまう場所ともいえます。
いろいろなケースがあり得る場所なので総合的に診断していかなければ病態がわからないことがほとんどです。ですからここでは一般的な症状と病態について説明したいと思います。早期に飼主さんが異常に気がついて治療に結びつくようなお話ができればと思います。