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腸の話

JUGEMテーマ：ペット
今回は便秘について話します。
犬犬やフェレットフェレットで問題となるような便秘はみたことがないので、猫とウサギの話をします。
ただ、犬犬でも哺乳中に便秘になったり、前立腺肥大から便が出にくくなってしまうことはあります。
猫猫の便秘で一番多くみられるのは巨大結腸症です。これは結腸が拡大し便をためこんでしまう病態です。原因として多いのは骨盤狭窄で、骨折や幼少期に上皮小体機能亢進症（くる病のような症状）があって骨盤が変形した場合に起こります。
便を軟らかくする薬の投薬や食事で便秘をコントロールしますが、固い便を掻きだしたり浣腸などを頻繁に行わなければならないケースもあります。また外科手術で問題となっている結腸を摘出したり、骨盤狭窄を矯正することも行われています。猫
うさぎうさぎの便秘とはこれもまた本来の便秘の病態とは異なっています。
盲腸内に便が鬱滞してしまう状態です。原因としては盲腸に大量の食物が送られた場合やもとに盲腸の運動機能が低下するような状態があった場合に起こります。盲腸内に便が鬱滞することはうさぎにとってかなり深刻な状態で浣腸や投薬で排出されないと命にかかわります。うさぎ
うさぎうさぎも猫猫も食事管理や腸内細菌のコントロールが予防になります。最近ではプロバイオティクスの考えから腸内環境を整えて便通をコントロールすることも多く行われています。