JUGEMテーマ:わんこ
今回は犬種に特有な腸疾患についてお話します。
腸の病気が考えられるワンちゃんの症状は便を何回もする、便が軟らかい、下痢、便秘、便に血が混じる、便に粘液が混じる、などの排便の異常や、嘔吐、食欲不振、削痩、元気消失などがあります。
柴犬に起こりやすい病気として慢性腸症があり、2-3週間以上嘔吐や下痢が続くといった症状がみられます。他に下痢・嘔吐を起こす疾患(感染症、寄生虫、肝胆のう系疾患、泌尿器疾患、膵臓疾患など)を除外すると慢性腸症は治療に対する反応から大まかに3タイプに分かれます。
1、食事の変更によって改善するもの。
2、抗生物質に反応するもの
3、抗炎症剤や免疫抑制剤に反応するもの
です