健康通信

ワクチネーション 2

犬の場合ペットショップ、ブリーダーですでに1回目は接種している場合が多いため2回目以降接種するケースが多いと思います。生後2カ月ですでに2回接種しているような場合でも、最終のワクチンを16週以降(3カ月半から4カ月)に接種したいので、前回の接種から4週以上あけて1-2回の追加接種をお勧めしています。たとえば4週目と8週目に接種している場合ですと12週、16週での2回、計4回の初年度接種であとは1年後にしたり、10週で接種してあって、家にもその子しかおらず、外出をさせない条件で飼い主さんが動物に接触する機会のない人であれば16週に追加接種してあとは1年後、というような接種方法をお勧めしています。

猫の場合は環境にもよりますが、野外から保護した子はなるべく早く1回目を接種すべきでしょう。まだ目の開かない時期に保護したのであればお母さんの初乳をあまり飲んでいない可能性が高いです。初乳には免疫物質が含まれて子猫の抵抗力に関係していますので、そのような子猫は病気に対して無抵抗に近いです。他の猫への接触はもちろん、保護された方も防疫には神経を使わなければいけません。そのような環境の子猫には生後1週目からのワクチン接種も行ったほうがいいとの話もあります。しかし、実際では早くワクチン接種をはじめたとしてもせいぜい6-8週目以降でしょう。以降は3週毎に追加接種を16週になるまで続け、あとは1年ごととすることが多いです。