表皮のう胞、皮脂腺のう胞はシーズーなどでよくみられますが、半球状のもので大きさは中に入っている皮膚の角質や毛、皮脂腺分泌物の量によりさまざまです。悪さはしませんが、破れて中身がでてくると出血したり化膿したりします。皮膚の中でやぶれると炎症をおこして痛くなります。そのような状態になったり、あるいは本人が気にしてなめていたりするようだと外科的に取り出す方法がとられます。しかし、体質的にできやすい子もいるので別の場所にまたできたり、多発したりすることがあります。
リンパのう胞は皮膚の下の部位にリンパ液がたまって水風船のように膨らんだような感じです。これも悪さはしません。リンパ液を抜くとしぼんでわからなくなりますが、摘出しないと再発することもあります。
このように腫瘍ではなくしばらく経過をみてから対処を考えてもいいものもありますが、外からではわかりません。針で少量の細胞をとって中身がなにであるか、見当をつける必要があります。
ですから身体を触って異変をみつけたら、早めに動物病院にみてもらいましょう
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