不妊・去勢手術の目的は不幸な子孫を残さないことだけではありません。
将来起こるかもしれない病気を防ぐとともに、高齢になって麻酔のリスクが高まるあるいは麻酔がかけられない状態になって手術ができないようなことを少しでも減らしたいがために行います。
メスの場合、子供がほしいので手術をしないという方もいらっしゃるでしょう。そのような場合には1歳、せめて2才までには初産をさせておきましょう。母子ともに健康な出産ができるのは4-5歳までです。何頭かかわいい子供を産んでもらって、4-5歳になったら不妊手術をするというのが良いでしょう。そのころであればまだ麻酔のリスクも低いですし、血液検査をすれば健康診断にもつながるでしょう。
1-2才を過ぎるともう今更不妊手術はかわいそうとお思いになって「やらない」という方もいらっしゃると思います。しかし、先ほども述べましたが実際14、5歳になって病気になり、摘出手術を行おうとと思っても腎臓や肝臓の状態が思わしくなく手術できなかった子や体に負担がかかってしまい、結果的に寿命を全うできなかったのではないかと思われる子がいます。
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さいたま市 アレイ動物病院
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