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変形性関節症

JUGEMテーマ:ペット

変形性関節症は犬にも猫にも起こりますが、症状が分かりにくいので発見が遅れることが多い疾患です。

そもそも動物の痛みはわかりにくく、ましてや部位の特定はできません。人であれば”ここをこう動かした時のこんな痛みや違和感”などという表現でどこのどんな疾患か想像ができますが、筋肉、関節包、靭帯の損傷というのはレントゲン検査ではわからないものなので客観的な判断ができないものです。
人でも捻挫の痛みなどは個人差があり、交通事故などのときに起こる”鞭うち”と呼ばれる頸のねんざは診断が難しく、本人の訴えからそのような状態があるのだろうと想像される病態でもあります。
そもそも捻挫とはどのようなことを言うかというと”関節が本来の可動範囲を逸して動かされたためにおこる靭帯の損傷”ですが、これも”可動範囲”などの専門用語が入ってきて分かりにくくなります。”可動範囲”とは”通常動く範囲”のことですので、”関節が異常な動きをしたために、筋肉の骨への付着部である靭帯が過度に動かされ傷つく”と言い換えられると思います。
と、このように変形性関節症を説明するにはいろいろな専門用語をわかりやすく言い直していかなければいけません。
しかし、寒い時期に表に現れやすい疾患なのでぜひ理解して早期発見してもらいたいと思います。
 変形性関節症とは、膝、肘、脊椎などに多くみられる痛みや跛行(びっこ)を伴う病態です。犬ですと階段や段差が登れなくなったり、猫では高いところに飛びあがったりできなくなることで気づきます。
病態や治療法については次回お話したいと思います。
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