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消化器のはなし(フェレットの歯)


歯の話の最終回はフェレットについてです フェレットは犬や猫同様の歯肉炎や歯周炎を起こします。予防は歯磨きです。犬用の歯磨きガムを好んで使用している子もいます。
また、いたずら好きの性格ですので固いものをかじって歯をすり減らしてしまったり、破損させてしまうトラブルはよくあります。歯髄が露出していなければほとんど問題にはなりません。しかし、痛みを感じて食欲がおちてしまったりする場合には治療が必要になります。
フェレットの場合にも人同様の歯内治療ができますが全身麻酔下になります。歯を専門としている病院での治療がいいかもしれません。
重度の歯周炎や大きな歯の破損では残念ながら抜歯が適応となります。抜歯も全身麻酔が必要です。
どの動物に対しても全身麻酔が必要な処置の前には血液検査、レントゲン検査などが必要になります。動物の体調も考え、担当の獣医師と処置について十分に検討することが大切です。