ウサギの泌尿器系の問題で良く診るのはカルシウム結石です。
膀胱や尿道に結石ができることもありますし、結石になる前の泥状の尿で排尿困難になることもあります。
膀胱結石や腎盂結石では症状がはっきりしないこともありますし、もともとウサギの尿にはカルシウムが出てきやすいので、多少白いものは混じるのですが、絵の具のような塊がよく混じったり、乾燥すると土のような結石が残るのであれば一度レントゲン検査をうけてみたほうが良いかもしれません。
オスもメスも尿道が広いので小さい結石であれば出てきてしまうこともありますが、膀胱のなかで大きく育った結石が尿道を塞栓していまうこともあります。そうなると、尿毒症を起こして死に至る場合もありまし、手術のリスクも高くなります。
ですから、結石は発見しだい摘出するのがよいと考えています。
また、泥状の尿が出ず排尿困難になるケースでは痛みを伴います。膀胱内を洗浄するケースもありますが、数回の洗浄が必要ですので普通麻酔をかけずに行います。それゆえのリスクも伴いますので気になる尿の状態や、排尿時間がかかっているなら一度診察を受けることをお勧めします。
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ウサギの尿路疾患