JUGEMテーマ:ペット
犬も猫も年を取ると、目的もわからず鳴き叫んだり、ウロウロ動き回ったりすることがあります。また、きちんとトイレで排泄できなくなることもあります。
前回お話ししたように、体のどこかが痛かったり、トイレまでいけなかったり、内分泌の障害で落ち着きがなくなっていたり、脳の問題が起きていたりしてこのような症状がでていることがありますのでまずはそこを見極める必要があります。
犬が人がいなくなると吠えだしたり、夜になると起きて遠吠えしたりするのは、脳の老化による認知障害や感覚が鈍くなることで些細なことにも不安を感じるようになってきたため、腰などの痛みがあって排泄がうまくいかないなどが考えられます。
脳内のセロトニン濃度を高める薬を補助的に使いながら、不安を起こす原因となるものに対して徐々に慣らすようにしていくことで症状がよくなることもあります。人がいなくなると吠えるようであれば離れる時間を少しずつ長くしていくようにします。また、認知障害では脳の活動を活発にする効果のあるサプリメントを使用したり、どうしても鳴くのがおさまらない場合は睡眠導入剤などを投薬したりします。
猫でも同様の認知障害がみられますが、痛みがあったり甲状腺機能亢進症があったりするケースも多いのでそれらがないか動物病院に相談してみるほうがいいでしょう。